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【オランダ大学紹介】ワーヘニンゲン大学

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概要と特徴

ワーヘニンゲン大学(ワーヘニンゲン大学&リサーチ, WUR)はオランダ中部のワヘニンゲン市に本部を置く、生命科学・農学に特化した世界的な研究大学です 。1876年に農業大学として設立され、1918年に学位授与権を得て以降、農学・林学・生命環境科学分野で国際的に卓越した業績を積み重ねてきました 。現在はワーヘニンゲン大学とオランダ農業省系の研究所群が統合した「ワーヘニンゲン大学&リサーチ」という形態をとり、教育と応用研究が一体となったユニークな組織です 。

標語は「To explore the potential of nature to improve the quality of life(自然の可能性を探求し、生活の質を向上させる)」で、その言葉通り食料、農業、環境、健康といった分野で社会課題の解決に寄与することを使命としています。大学はオランダの「フードバレー(Food Valley)」と呼ばれる食品・農業技術産業集積地に位置し、キャンパス周辺には多くの農業研究機関や関連企業が集まっています 。このためWURは産官学の拠点として、作物の品種改良、持続可能な農業技術、食料安全保障、気候変動対策などで世界をリードする存在となっています。

農学系の分野では世界トップクラスで、「世界の食料問題を解決する大学」としての揺るぎない評価を確立しています。

国際性

ワーヘニンゲン大学は専門特化型大学でありながら国際性にも富んでいます。学生数約13,500人のうち約3,700人がオランダ国外からの留学生で、その割合は約27%に達します 。100か国以上から学生が集うキャンパスは真にインターナショナルな環境で、公用語は英語となっています。

学士課程こそ一部オランダ語プログラムもありますが、31の修士課程は全て英語で提供され 、世界中から優秀な学生が集まります。大学院博士課程の候補者も海外からの人材が多く、博士研究員の国際比率は半数以上です。

また教員・研究スタッフも45%が外国籍で構成されており 、英語での研究教育指導が徹底されています。キャンパスには各国の学生組合や文化イベントが存在し、多文化共生が息づいています。

特に農学・環境学というグローバルな課題を扱う分野のため、学生は在学中から発展途上国でのフィールドワークや国際機関とのプロジェクトに関わる機会も豊富です。こうした国際的な実践経験は卒業後に国連機関やNGO、グローバル企業などで活躍するOB・OGにもつながっています。ワーヘニンゲン大学はオランダ国内で見ても留学生比率が高い大学の一つであり、その国際キャンパスは学生にとって刺激的な学びの場となっています。

教育・研究の強み

ワーヘニンゲン大学最大の強みは、何と言っても農学・環境科学分野で世界一と評される教育研究力です。QS世界大学ランキング(分野別)では、農学&林学分野で近年ずっと世界1位を維持しており、2024年も世界第1位に輝きました 。さらに環境科学分野でも世界2位と極めて高い評価を得ています 。

これらの指標から、ワーヘニンゲン大学が食料生産や環境保全に関する研究でいかに卓越しているかが分かります。例えば植物科学・遺伝学の研究では高収量かつ耐病性の作物品種開発で世界的成果を上げ、動物科学では家畜の健康管理や畜産環境負荷低減の技術開発で知られています。

また環境政策や持続可能な開発の分野でも欧州の政策立案に影響を与える研究が多数あり、気候変動や循環型経済に関する社会科学研究でも国際評価が高いです。その他、食品科学・栄養学も充実しており、食の安全や機能性食品の研究で著名です。**世界大学学術ランキング(上海ランキング)**においても農業科学分野で世界1位、環境生態学で3位、植物・動物科学で1位と、関連領域でトップクラスにランクされています  。

教育面では、少人数制の指導と実習・フィールドワーク重視のカリキュラムが特色で、理論と実践を結び付けることに長けています。学生はキャンパス内の実験農場や温室、研究牧場などで実地に学べるほか、卒業研究では世界各地のプロジェクトに参加する機会もあります。農学・生命科学に情熱を持つ学生にとって最高の学び舎と言える環境が整っているのが、ワーヘニンゲン大学の強みです。

世界大学ランキング

ワーヘニンゲン大学は専門大学ながら世界ランキングでも上位に食い込んでいます。QS世界大学ランキング2024では世界第151位となり 、上位10%以内に位置しています。Times Higher Education世界大学ランキング2024では第64位と、オランダ国内ではトップクラス、世界的にも100位以内の高評価を得ました 。特にTHEランキングでは教育環境や引用影響力の指標が非常に高く、総合スコアでも欧州の有名総合大学に引けを取らない評価です。

加えて、UIグリーンメトリック大学ランキング(大学の持続可能性評価)では世界1位に輝くなど 、キャンパス運営の面でも模範的な姿勢が示されています。もっとも総合ランキングは研究分野の幅広さも加味されるため、ワーヘニンゲン大学のように専門特化の大学は上限があるとも言えます。

しかし、それでもなお特定領域での圧倒的な実績によってこれだけの順位を獲得している点は特筆すべきです。実際、農学・環境分野の評価に限れば常に世界トップであり、その貢献度の高さから「世界で最も優れた農業大学」としての評価は揺るぎません 。ワーヘニンゲン大学は今後も食料・環境分野でのリーダーシップを背景に、ランキング上でも確固とした地位を維持すると期待されています。

キャンパス紹介

ワーヘニンゲン大学のキャンパスはワヘニンゲン市郊外に広がる近代的な単一キャンパスで、自然に囲まれた約70ヘクタールの敷地に教育研究施設が集積しています。キャンパスの中心には赤レンガ色のフォーラム棟がそびえ、図書館や大講義室を備えた主要施設として学生・教職員に親しまれています。その隣にはガラス張りのオリオン棟(教育棟)や実験室の集まるアトラス棟などが配置され、全体が機能的なレイアウトになっています。

キャンパス内には広大な研究用温室群や農場、牧草地、樹木園もあり、学生は実験圃場で作物の栽培試験を行ったり、畜舎で動物飼育の実習を行ったりと、屋外フィールドと一体化した学習が可能です。周囲には川や池、森林が広がり、生態系の研究にも事欠かない環境です。大学と一体になっている研究所群もキャンパス周辺に点在し、食品研究センターやバイオベース研究施設、環境影響評価研究所などが徒歩圏内にあります。

このためキャンパスは「知識のエコシステム」とも評され、研究者や学生、企業研究員らが日常的に交流しています。またキャンパス内にはスポーツセンターや学生寮、国際食料品店なども整備され、生活面でも利便性が高いです。さらにワヘニンゲン市自体は小規模ながら学生比率の高い街であり、落ち着いた環境の中で勉学に集中できます。ワーヘニンゲン大学のキャンパスは最先端の研究インフラと豊かな自然が融合したユニークな学究空間であり、世界中から集まる学生にとって理想的な学びの場となっています。

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