アイルランド大学・大学院留学奨学金まとめ
アイルランドの大学に留学する際に、日本人でも使える奨学金制度をまとめていきます。返済不要の給付金のみを挙げています。
随時、内容は追加されていきます。留学の経済的負担を軽くするためにも、他の奨学金等もぜひ調べてみてください。
政府系の奨学金
アイルランド政府国際教育奨学金(Government of Ireland International Education Scholarships)
アイルランド政府が非EU圏出身の優秀な留学生に給付する奨学金です。対象はアイルランドの大学院修士課程(NFQレベル9)または博士課程(レベル10)に在籍予定の学生で、日本を含むEU/EEA外の国籍者が応募できます 。給付内容は年間1万ユーロの生活費支給と、1年間分の授業料全額免除で、留学先大学が授業料を免除します 。奨学金は1年間限りの支給ですが、1年制の修士課程や博士課程在籍者等が対象となります 。
応募にはまずアイルランドの大学から入学許可(条件付でも可)を得る必要があり、オンラインポータルから出願します 。選考では卓越した学業成績や課外活動での実績、留学動機などが評価されます 。募集は毎年行われ、応募締切は3月上旬(2025年度は3月5日)、結果は6月頃通知されます 。
• 応募要件: EU/EEA圏外出身であること、日本国籍で応募可。志望課程の大学から入学許可を得ていること。過去に本奨学金を受給していないこと等 。年齢制限は特にありません。
• 英語要件: 応募者自身で留学先大学の入学要件となる英語力(IELTS/TOEFL等)を満たす必要があります(奨学金自体の独自英語要件は設定されていません)。
• 申請方法: オンライン応募フォームにて申請(HEAの専用ポータル)し、推薦状2通のアップロードが必要 。
• 締切: 毎年通常3月初旬(例:2025年度は3月5日17時(アイルランド時間)) 。募集要項・応募書類はHEA公式サイトから公開。公式サイトで最新情報を確認してください 。
アイルランド政府大学院奨学金(Irish Research Council Government of Ireland Postgraduate Scholarship)
アイルランドの研究博士課程または研究型修士課程向けの競争力の高い奨学金です。国籍を問わず応募可能で、日本人も対象になります 。研究計画に基づく個人型のフェローシップで、人文科学から自然科学まで全分野が対象です 。採用されると最長で修士2年間・博士4年間まで支給が継続され、内容は年間2.2万ユーロの生活費給付、年間最大5,750ユーロの授業料補助、研究費3,250ユーロから成ります 。
授業料補助上限を超える分や生活費不足分は自己負担となりますが、授業料については非EU留学生の場合でも上限額まで支給されます 。毎年8~9月頃に公募開始、10月上旬に応募締切、翌年3~4月の開始に対応しています 。
• 応募要件: 学部卒業相当の成績が優秀(通常**学部成績が第1等または第2等上位(2:1)**に相当)であること 。アイルランドの受入大学の指導教員の同意を得て、研究計画を提出する必要があります。国籍要件や年齢制限はありません。
• 英語要件: 指導教授や大学から入学許可を得るために必要な英語力(受入大学が定める基準)を満たすことが求められます。奨学金自体に独自の英語スコア要件はありません。
• 申請方法: **Irish Research Council(研究評議会)**のオンラインシステムから応募します 。応募者と指導教員双方の申請書類提出が必要です。研究計画書の内容や推薦状等に基づき国際審査員によるピアレビュー選考が行われます 。
• 締切: 毎年10月上旬(例:2024年応募は10月10日16時(アイルランド時間)) 前後。応募開始は8月末頃です 。結果は例年3月頃通知され、支給開始は9月からとなります。
海外留学支援制度(学部学位取得型) – 日本学生支援機構(JASSO)
日本政府(文部科学省)が拠出する資金により、日本人学生が海外の大学で学士号取得を目指す際に給付される奨学金制度です 。日本の高校等を卒業後、直接海外大学の学部課程に進学する日本人(永住許可を含む)を対象としており、留学国に制限はなくアイルランドの大学も含まれます 。
給付型で返済不要、支給内容は留学先地域に応じ月額12.4万~32.6万円の奨学金(2024年度実績)と、渡航支援金16万円(初回のみ)です 。原則として最長4年間まで支給され、4年制学部の全課程をカバーします(必要に応じて入学準備コース期間も含め支援) 。
• 応募要件: 日本国籍(または日本への永住が許可されている者)で、高校卒業(見込)またはそれ相当の学歴を有し、留学先大学の学士課程に正式出願し合格(入学許可)していること 。成績基準として、高校在学時の評定平均値など一定水準が求められます(詳細は募集要項に記載)。年齢制限は特にありませんが、新卒者が主な対象です。
• 英語要件: 留学先大学の入学に必要な語学力(アイルランドの場合はIELTSやTOEFLなどで所定スコア)を満たしている必要があります。奨学金応募時にもその証明提出が必要です。
• 申請方法: 毎年夏~秋にJASSOが公募を行い、オンライン事前登録の後、所定の応募書類(志望理由書、語学スコア証明、合格通知の写し等)を提出して申請します 。書類審査と面接等により選考されます。
• 締切: 留学開始前年の10月上旬(例:2025年度支援開始分は2024年10月10日13時締切) 。募集要項は毎年8~9月頃にJASSO公式サイトで公開されます 。
海外留学支援制度(大学院学位取得型) – 日本学生支援機構(JASSO)
日本人が海外の大学院で修士号または博士号を取得する際に利用できる給付型奨学金です 。文部科学省所管の国費留学制度で、学位取得までの必要期間(修士課程は最長2年、博士課程は最長3年)支給されます 。給付内容は月額15.4万~35.6万円の奨学金(留学先地域により変動)および初回渡航支援金16万円で、授業料については支給対象外(自己負担)です 。2024年度実績では約100名が採用されています 。分野は芸術の実技系を除き全専攻が対象で、アイルランドの大学院での全分野の学位取得に利用可能です 。
• 応募要件: 日本国籍(または永住許可)を有し、学士以上の学位取得者(見込み可)で、留学先大学院から正式な入学許可を得ていること 。応募時点で35歳未満(修士志望の場合)または40歳未満(博士志望の場合)といった年齢制限があります 。加えて、留学先で主に使用する言語について所定の語学力要件(例:英語圏ならTOEFL iBTやIELTSの一定スコア以上)を満たす必要があります(例:英語圏ならTOEFL iBT約90点以上) 。
• 英語要件: 留学先授業で使用する言語の能力証明が必要です。アイルランドの大学院(英語)であれば、TOEFL iBTやIELTSで高得点(例えばTOEFL iBT90点程度、IELTS7.0程度)が目安となります 。
• 申請方法: 毎年9月頃に募集開始。 所属大学等を通じてJASSOへ応募します(在学中の場合、大学の取りまとめ提出が必要) 。提出書類には研究計画書や語学スコア、推薦状等が含まれます。書類審査後、必要に応じて面接を経て採否決定されます。
• 締切: 留学開始前年の10月上旬(大学経由の学内締切はそれより早い場合あり。例:2025年度奨学金の大学提出締切は2024年10月8日) 。正式応募の締切は例年10月中旬です 。
アイルランドの大学による奨学金
トリニティ・カレッジ・ダブリン(TCD) – Global Excellence 奨学金(学部・大学院)
トリニティ・カレッジ・ダブリンでは、成績優秀な留学生に対しGlobal Excellence Scholarshipを設けています。学部課程向けには初年度授業料から最大€5,000減免の奨学金があり、全学部(医学・歯学・演劇を除く)で成績優秀者が対象です 。応募資格は非EU生の留学生(日本人対象)で、トリニティから入学許可を得た者となります 。大学院向けにも一律€2,000~€5,000の授業料減免(1回限り)の奨学金があり、こちらも非EUの留学生(ビジネス専攻を除く)が対象です 。いずれも学業成績および課外活動への貢献潜在性に基づき選考されます 。
• 応募要件: TCDに出願し条件付または無条件の入学オファーを受け取っている非EU留学生 。学部奨学金は医学・歯学・演劇専攻以外、大学院奨学金はビジネススクール専攻以外が対象 。学業優秀であることが求められ、具体的なGPA基準は公表されていませんが、高い成績での合格が前提です。
• 英語要件: 入学要件としてIELTSやTOEFLで所定スコア(例:IELTS6.5~7.0程度)が必要です。奨学金応募時には入学許可を得ている必要があるため、英語要件も充足済みであることが前提となります。
• 申請方法: 各地域担当の入学担当官(Regional Manager)宛にメールで申請します 。入学許可レター、400語程度の志望動機エssay(トリニティコミュニティへの貢献意欲について)、履歴書を提出します 。地域ごとに締切が異なり、例えばアメリカ大陸は4月1日締切、インドは3月~6月に段階締切を設け、それ以外の地域(日本含む)は**ローリングベース(随時審査)**です 。早めの出願が推奨されます。
• 締切: 日本を含む多くの地域は明確な締切日を定めず随時募集(定員や予算に達し次第終了) 。合格後できるだけ早く志願するのが望ましいでしょう。結果は応募後順次通知されます 。
ユニバーシティ・カレッジ・ダブリン(UCD) – Global Excellence 奨学金
UCDでは、非EUの留学生を対象に授業料の50%または100%を免除するGlobal Excellence Scholarshipを提供しています 。学部・大学院のフルタイム課程への入学許可を得た留学生が対象で、日本人も応募可能です 。この奨学金は成績優秀で早期に出願した志願者を惹きつける目的があり、限られた枠で高額の支援を行います 。応募にはUCDからの入学オファー取得後、別途オンライン応募フォームで申請が必要です(地域別の応募方法案内あり) 。併せて、UCDでは入学時に自動評価される小規模な奨学金(International Student Scholarship)もあり、一部の学生には授業料減免が入学許可時に提示されます 。
• 応募要件: 非EU料金区分でUCDに出願し入学許可を得た留学生 。学部・大学院とも対象。基本的に全分野対象ですが、一部専門職学位(例:医学など)では奨学金対象外の場合があります。優れた成績(目安として高校または学部成績が上位数%程度)が求められます。
• 英語要件: 入学に必要なIELTS/TOEFLスコア(例:学部 IELTS6.5、大学院 IELTS7.0程度など、コースによる)を満たし、入学許可を得ていることが前提です。
• 申請方法: UCDのオンラインポータルからコース出願・合格後、別途Global Excellence奨学金応募フォームに必要事項を入力し提出します 。志望理由や課外活動実績を記載するエッセイ等の提出が求められます。応募は地域別に案内されており、日本向けにはUCD Globalの日本地域ページで応募手順が説明されています 。
• 締切: 地域ごとに異なりますが、例年3月末~4月頃までに応募する必要があります(2025年度は地域別応募要項に従い日本地域はおおむね4月中旬まで)。結果は初夏までに順次通知されます。詳しくはUCD公式サイトの各国向け案内ページを参照してください。

その他の大学の奨学金
アイルランドの主要大学は、いずれも非EU留学生向けの奨学金制度を設けています。例えば、ダブリン大学(ユニバーシティ・カレッジ・コーク,UCC)やゴールウェイ大学(旧NUIG)でも留学生に対し授業料減免のメリット奨学金を提供しています。多くの場合、学業成績に基づいて授業料の一部(例:50%)免除などが行われます 。募集は大学ごと・地域ごとに異なり、基本的に入学許可取得後に申請する形式です。日本人はアジア地域枠や自国枠で応募可能です。希望する大学のInternational Officeウェブサイトで「Scholarships(奨学金)」情報を確認し、応募条件(成績基準、エッセイ提出の有無など)や締切に留意してください。各大学公式サイトに奨学金一覧ページがあり、応募方法や問い合わせ先が案内されています 。
日本の民間財団等による奨学金
平和中島財団 日本人留学生奨学金
公益財団法人平和中島財団は、日本人学生の海外留学を支援する給付型奨学金を提供しています。専攻分野を問わず応募でき(学士・修士・博士いずれも対象)、特に大学院留学(修士課程)希望者に利用されています。支給内容は月額20万円の奨学金に加え往復航空券費用で、最長2年間まで支給されます 。応募には高い英語力が求められ、目安としてTOEFL iBT90点以上またはIELTS7.0以上の語学力証明が必要です 。毎年9~10月頃に翌年度奨学生の募集を行っており、書類選考通過者には英語面接があります。
• 応募要件: 日本国籍を有し、日本の大学等に在籍中または卒業後で、留学先大学から受入許可を得ていること。TOEFL iBT 90点相当以上など高度な語学力 、優秀な学業成績が求められます。年齢制限は明記されていませんが、大学院進学前後の年齢層が中心です。
• 英語要件: 上記の通り厳格で、TOEFLやIELTSのスコア提出が必要です 。英語で面接が行われるため、高度な運用能力も必要です。
• 申請方法: 財団公式サイトで応募書類様式を入手し、所定の応募フォームにオンライン提出または郵送します。必要書類は志望理由書、語学試験成績、成績証明書、入学許可証などです。書類選考後、英語による面接審査があります。
• 締切: 毎年9月下旬~10月中旬頃。例えば前年秋(9~10月)に応募し、採用者は翌年度の留学開始に合わせ支給開始となります 。詳細な日程は年度により異なるため、必ず財団の募集要項を確認してください。
本庄国際奨学財団 海外留学奨学金(日本人大学院生対象)
本庄国際奨学財団は、将来国際社会でリーダーとなり得る優秀な学生に対し奨学金を給付しており、その中に日本人の海外大学院留学向け奨学金があります 。これは日本人が海外で修士号または博士号を取得する際に利用できるもので、専攻分野に制限はありません。支給金額は留学先や課程期間に応じて異なりますが、例年月額18万~20万円程度の奨学金が提供され、修士課程では1~2年、博士課程では最長3年まで支給されます 。また初回に渡航費等の支度金が支給される場合もあります 。応募者は出願時までに進学先大学院の入学許可を得ている必要があり、書類選考・面接を経て10名前後が採用されます。
• 応募要件: 日本国籍を有し、海外大学院で学位取得を目指す者。申請時点で留学先大学院に合格していることが必須です 。応募時の年齢は修士課程30歳以下、博士課程35歳以下といった目安があります 。学業成績が優秀であることも重視されます。
• 英語要件: 特に明示されたスコア要件はありませんが、留学先での研究・学習に支障ない高い語学力が前提です(入学許可を得ていることがその証明となります)。面接は日本語で行われる場合があります。
• 申請方法: 財団ホームページから所定の応募書類をダウンロードし、オンラインシステムで登録後、必要書類を提出します。提出書類には研究計画書、指導教員の推薦状、入学許可証、成績証明などが含まれます。書類審査の後、最終候補者には面接が実施されます。
• 締切: 毎年4月末頃(留学開始年の春)です 。例えば2025年秋以降に留学開始予定の場合、2025年4月頃に応募締切となります。最新のスケジュールは財団の募集要項で確認してください。
その他の民間奨学金
上記以外にも、日本には海外留学予定者向けの給付型奨学金が多数あります。例えば、村田海外留学奨学金(村田奨学会) や中島記念国際交流財団奨学金、重田教育財団奨学金、CWAJ海外大学院女子奨学金(女性対象) など、それぞれ応募資格や支給内容が異なる奨学金があります。応募対象は財団によって、分野(理工系・情報系限定等)や性別、年齢など条件が設定されている場合もあります。例えば伊藤国際教育交流財団では法学・経済学・理工学分野の修士留学に年額約200万円を支給しています 。
また、英語圏留学者向けにブリティッシュ・カウンシルIELTS奨学金が用意される年もあります 。これら民間奨学金はそれぞれ**募集時期(年間スケジュール)**が異なり、夏~秋にかけて応募を受け付けるものが多いです 。志望に合う奨学金を見つけるには、JASSOや文部科学省の奨学金検索サイト や各財団の公式発表を確認し、応募条件・締切を必ずチェックしてください。
まとめ: 日本人学生がアイルランドで学士号・修士号を取得する際利用できる奨学金には、アイル以下は、上記で参考にした各奨学金情報の公式サイト(または関連情報ページ)のリンク一覧です。各サイトで最新の募集要項や申請条件を必ずご確認ください。

【参考リンク】
1. アイルランド政府国際教育奨学金(Government of Ireland International Education Scholarships)
2. アイルランド政府大学院奨学金(Irish Research Council Postgraduate Scholarship)
3. 日本学生支援機構(JASSO) 海外留学支援制度(学部・大学院)
4. トリニティ・カレッジ・ダブリン(TCD) Global Excellence Scholarship
5. ユニバーシティ・カレッジ・ダブリン(UCD) Global Excellence Scholarship
6. 平和中島財団
7. 本庄国際奨学財団
