オーストラリア留学:最新THE・QS世界大学ランキングで見る大学ランキング

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オーストラリアの大学に留学する際には、どの大学を選ぶかが重要なポイントです。その際、大学の世界大学ランキングは有力な判断材料の一つとなります。世界的に著名なランキングには、Times Higher Education (THE) 世界大学ランキングQS世界大学ランキングの2つがあり、海外大学進学を目指す多くの学生が参考にしています 。

最新のランキング結果では、オーストラリアの大学が世界トップ20以内に3校、トップ100以内に9校もランクインしており 、オーストラリアの高い教育水準を示しています。

この記事では、オーストラリアの大学ランキングについて最新のTHEおよびQSの情報をもとに紹介し、それぞれの特徴や違い、注目点について解説します。

THE世界大学ランキングで見るオーストラリアの大学

Times Higher Education (THE) 世界大学ランキングは、教育の質、研究力、論文の被引用数、国際性、産業界からの収入といった指標で大学を総合評価するランキングです 。最新の2025年版(2024年発表)の結果では、オーストラリアから6校が世界トップ100位以内に入っています。

中でもトップはメルボルン大学(オーストラリア・メルボルン市)で、世界39位にランクインしました 。以下、モナシュ大学(メルボルン近郊、世界58位)、シドニー大学(シドニー市、世界61位)、オーストラリア国立大学(ANU、キャンベラ市、世界73位)、クイーンズランド大学(ブリスベン市、世界77位)、ニューサウスウェールズ大学(UNSWシドニー、シドニー市、世界83位)と続きます 。これら6校はいずれもオーストラリアの主要研究大学グループである「Group of Eight」に属しており、世界的にも高い評価を受けています。

トップ100圏外ではありますが、アデレード大学(アデレード市)や西オーストラリア大学(パース市)も世界150位以内に入るなど、オーストラリアの大学は総じて上位に位置しています。

QS世界大学ランキングで見るオーストラリアの大学

QS世界大学ランキングは、イギリスの高等教育評価機関Quacquarelli Symonds社によるランキングで、学術的評判雇用者からの評判教員一人あたり学生数留学生比率や外国人教員比率などを指標として評価が行われます 。最新の2024-2025年版(QSランキングは毎年中頃発表)では、オーストラリアの大学は世界トップ20以内に3校、トップ100位以内に9校がランクインする強豪ぶりを見せました 。

オーストラリア国内第1位はメルボルン大学で、QS世界ランキング13位 。続いてシドニー大学(世界18位)とUNSWシドニー(ニューサウスウェールズ大学)(世界19位)がトップ20入りを果たしました 。他にも、オーストラリア国立大学(ANU)(世界30位)、モナシュ大学(世界37位)、クイーンズランド大学(世界40位)といった大学が上位50位以内に入っています 。

さらに、50位以降ではありますが西オーストラリア大学(世界77位)、アデレード大学(世界82位)、シドニー工科大学(UTS、世界88位)、RMIT大学(メルボルンに所在、世界123位)などがトップ150以内に名を連ねており 、オーストラリアの大学はQSランキングにおいても非常に強い存在感を示しています。

THEとQSランキングの違い・注目点

同じ大学でもTHEとQSでは順位に差が見られることがあります。これは両ランキングの評価基準の違いによるものです。QSが大学の評判調査国際性を重視するのに対し、THEは研究の質(論文引用影響力など)や教育の充実度といった指標も包括的に評価するためです 。例えば、QSで世界19位とされたUNSWシドニー(ニューサウスウェールズ大学)は、THEランキングでは世界83位前後と評価されています 。このように順位の差はあるものの、どちらのランキングでもオーストラリアの主要大学が上位に位置している点は共通しています。

また、ランキングの結果は分野別に見ると異なる傾向が出る場合もあります。自分が希望する専攻分野で強みを持つ大学かどうかも重要なため、総合ランキングだけでなく専攻分野別の評価やプログラム内容にも目を向けることが大切です。

オーストラリアの主要大学ランキング(総合)

以下に、オーストラリアの代表的な大学について、最新のQS世界大学ランキングおよびTHE世界大学ランキングにおける世界順位をまとめます(括弧内は本部所在地)。大学名には公式サイトへのリンクを掲載しています。

メルボルン大学 (The University of Melbourne)

  • 創立: 1853年(ビクトリア州最古の大学で、オーストラリアで2番目に古い)
  • 学生数: 約50,000人(留学生比率約45%、150か国以上から学生が集まる)
  • QS世界大学ランキング2025: 世界13位(国内ランキング1位)
  • 主な学部: 人文・社会科学、ビジネス・経済学、理学、工学・IT、医学・歯学、法学、農学・獣医学、教育学、音楽・美術など
  • 公式サイト: メルボルン大学公式ウェブサイト

メルボルン大学は170年以上の歴史を誇る伝統校で、オーストラリア屈指の名門大学です。国内トップ8大学で構成されるグループ・オブ・エイト(Group of Eight)の一校にも属し、教育・研究の両面で国内外から高い評価を得ています 。特に近年のQS世界大学ランキングでは常に国内第1位を維持し、2025年版で世界13位にランクインするなど世界トップレベルの大学として知られています 。卒業生の就職適性ランキングでも世界8位と評価され、卒業後のキャリアにも強みがあります 。

専門分野の強み: メルボルン大学は幅広い分野で高い水準を誇り、社会科学や経営学、医学、生物科学、芸術など多くの領域で世界トップクラスに位置しています 。例えばビジネス・経済学分野では世界トップ50内に入る評価を受けており、会計金融や社会科学などはいずれも世界25位前後にランクインしています 。また**「メルボルン・カリキュラム」**と呼ばれる独自の学士課程プログラムを採用しており、専攻外の科目も25%履修する「ブレッドス」制度を通じて学際的な視野を養うことができます。この柔軟なカリキュラムにより、学生は幅広い知識とスキルを身につけ、現代社会の複雑な問題解決に挑む力を培っています。

シドニー大学 (The University of Sydney)

  • 創立: 1850年(オーストラリア最古の大学)
  • 学生数: 約53,000人(そのうち留学生が約51%と半数以上を占める)
  • QS世界大学ランキング2025: 世界18位(国内2位)
  • 主な学部: 人文・社会科学、建築・デザイン、ビジネス、工学・IT、医学・健康科学、法学、音楽、科学など
  • 公式サイト: シドニー大学公式ウェブサイト

シドニー大学は1850年創立のオーストラリア最古の大学で、「南半球のオックスブリッジ」とも称される伝統と格式のある総合大学です。グループオブエイトの一校として長年国内トップクラスの地位にあり、2025年QS世界大学ランキングでは世界18位(国内第2位)に入るなど国際的にも極めて高い評価を受けています 。170年以上にわたる歴史の中で、シドニー大学は常に世界のトップ50大学にランクインし続けており 、卒業生の就職適性ランキングでは世界4位・国内1位に輝くなど(QS卒業生就職ランキング)、教育水準と卒業後の活躍の両面で優れた実績を持っています 。

学問分野と強み: 非常に幅広い約250の専攻コースを提供しており、特定の分野だけでなく全ての分野で高い水準を維持している点がシドニー大学の特徴です 。例えば、教育学や人文学、医学など多くの専攻が世界トップ50以内に位置しています。具体的には薬学・薬理学で世界26位(国内2位)、看護学で世界14位(国内1位)など、主要分野が軒並み世界でも上位にランクインしています 。このように全方位的に強い学問基盤を持つため、「オーストラリア 留学」でどの専攻に進んでも質の高い教育が受けられる大学と言えるでしょう。また同校は研究面でも実績豊富で、医学部はオーストラリア初の全身麻酔手術を成功させた歴史があり、近年も再生医療やナノテクノロジーなど先端研究で世界をリードしています。

国際性と留学生支援: 学生の約半数が留学生という点からも分かる通り、シドニー大学のキャンパスは非常に国際的です 。世界130か国以上から優秀な学生が集い、多文化共生の学習環境が整っています 。大学には留学生オフィスがあり、空港出迎えサービスやオリエンテーション、英語アカデミックサポート、メンター制度など留学生を手厚くサポートしています。特に英語力に不安がある学生向けに、ライティングセンターでの個別指導やチュータリング、カウンセリングサービスも利用可能です 。奨学金についても大学留学 奨学金として各種のスカラーシップが提供されており、学部・大学院いずれも留学生応募可能な奨学金制度があります(例:シドニー大学国際奨学金など)。また、シドニー大学に入学するための進学パスウェイとして、提携校のファンデーションコースやディプロマプログラムも用意されています。高校卒業後直接の入学要件を満たさない場合でも、Taylors College Sydneyが提供する基礎課程を経て進学するルートがあり、多くの留学生がこの道を活用しています。こうしたサポート体制により、シドニー大学は海外からの留学生にとっても安心して学べる環境を整えています。

ニューサウスウェールズ大学 (UNSWシドニー)

  • 正式名称: University of New South Wales, Sydney(ニューサウスウェールズ大学シドニー校)
  • 創立: 1949年(シドニー大学から独立して設立)
  • 学生数: 約65,000人(※130カ国以上から留学生が集う国際色豊かな環境)
  • QS世界大学ランキング2025: 世界19位 (国内トップ5常連)
  • 主な学部: 理学、工学、IT、建築・環境学、ビジネス・経営、法学、人文社会科学、医学・健康科学、芸術・デザインなど
  • 公式サイト: ニューサウスウェールズ大学(UNSW)公式サイト

UNSW(ニューサウスウェールズ大学)はシドニーに本部を置く世界トップクラスの研究大学です。1949年に創設された比較的新しい大学ですが、オーストラリアの名門グループオブエイトの一角を占め、わずか数十年で世界ランキング上位に躍進してきました。2025年QS世界大学ランキングでは世界19位と高順位を達成し、国内でも常にトップ5に入る評価を得ています 。特に工学やテクノロジー分野に強みを持ち、「オーストラリア大学留学」でエンジニアリングやICTを志望する学生から高い人気を集めています。また経営・商学や法学の分野でも定評があり、幅広い専攻でバランス良く高評価を得ている総合大学です。

教育・研究の特色: UNSWは産業界や政府との連携が緊密で、実践的な教育プログラムを提供している点が特徴です。例えば、多くのコースにインターンシップや実習が組み込まれており、在学中から企業での経験を積む機会があります 。またメンター制度やキャリア開発プログラムも充実しており、履歴書の書き方や面接対策の指導など、卒業後の就職に直結する支援を受けることができます 。研究面では世界的に見てもトップクラスの成果を挙げており、特に工学系(例:鉱山工学・石油工学)や法学、会計金融などの分野が世界ランキングで上位に入っています。実際のQS分野別ランキングでは、鉱山工学が世界3位、石油工学9位、土木工学17位、法学12位、会計・財務20位と、複数の分野で世界トップ20前後に位置しています 。このように産業志向の教育と高度な学術研究を両立させている点がUNSWの強みです。

オーストラリア国立大学 (ANU: Australian National University)

  • 創立: 1946年(第二次世界大戦後、国策によりキャンベラに設立)
  • 学生数: 約17,000人(留学生比率39%と高く、世界各国から学生が集まる)
  • QS世界大学ランキング2025: 世界30位(国内トップクラス)
  • 主な学部: 人文・社会科学、ビジネス・経済学、理学、工学・コンピュータ科学、法学、医学・生命科学、環境・資源学 など
  • 公式サイト: オーストラリア国立大学(ANU)公式サイト

オーストラリア国立大学(ANU)は、首都キャンベラに所在するオーストラリア唯一の国立大学です。その設立には国家プロジェクトとしての背景があり、第二次世界大戦後の1946年に「国家の発展とアイデンティティ確立に寄与する最高学府」として創立されました 。比較的新しい大学ながら、世界最高水準の研究と教育を追求する使命を担い、現在では国内外でトップクラスの評価を受ける大学となっています。QS世界大学ランキングでは常に国内トップクラスに位置し、2025年版では世界30位にランクインしました 。また、これまでに6名のノーベル賞受賞者(物理学賞や医学賞、経済学賞など)を輩出しており 、その実力は歴史の浅さを感じさせないほど卓越しています。

教育・研究の質: ANUは少人数制教育と最先端研究の融合により、高度な学習環境を提供しています。学生と教員の比率が良く、一人ひとりがきめ細かな指導を受けられるのが特長です。特に政治学・国際関係やアジア太平洋研究の分野では世界的権威として知られ、オーストラリア政府や国際機関とも強いつながりがあります。また自然科学や天文学、コンピュータ科学の分野でも大きな成果を上げており、キャンパス内には南半球最高クラスの設備を備えた研究所や天文台が設置されています。幅広い専攻を提供しつつも、学生は専門分野で深く学べる環境があり、例えば国際関係学では世界屈指の専門家から直接学べる機会があります。こうした質の高い教育のおかげで、ANUの卒業生は政府高官や外交官、研究者など国内外で活躍する人材を多数輩出しています。

国際性とサポート: ANUは学生の約4割が留学生という非常に国際的な大学であり、キャンパスには世界100か国以上から集まった学生が在籍しています 。そのため、学内公用語は英語ですが多言語が飛び交い、異文化理解を深めるのに絶好の環境です。留学生へのサポートも手厚く、空港ピックアップサービスや学生寮への優先入居、学習スキル支援センターによる英語/アカデミックスキル指導、メンタルヘルスサポートなどが提供されています。さらに、ANUはロータリーや政府奨学金など奨学金プログラムの受け入れ枠も大きく、優秀な留学生には経済的支援のチャンスがあります。進学パスウェイについては、ANUカレッジ(Navitas運営)によるファウンデーションコースやディプロマが用意されており、これらを経由して学部課程に編入することも可能です。高い志を持つ世界中の学生が集うANUでは、仲間と切磋琢磨しながら充実した留学生活を送ることができるでしょう。

モナシュ大学 (Monash University)

  • 創立: 1958年(ビクトリア州で2番目の古い大学)
  • 学生数: 約80,000人(留学生を含む総学生数。国内最大規模のマンモス大学)
  • QS世界大学ランキング2025: 世界37位 (Times世界大学ランキング2025では58位 )
  • 主な学部: 文学・人文学、社会科学、経営学、教育学、工学・IT、法学、医学・看護学・健康科学、薬学、理学、建築・デザインなど
  • 公式サイト: モナシュ大学公式ウェブサイト

モナシュ大学はメルボルンを本拠とするオーストラリア最大の総合大学です。1958年に創立されて以来急速に発展し、現在では学生数が8万人超にも及ぶマンモス校となっています 。その規模の大きさだけでなく教育・研究の質も高く評価されており、世界大学ランキングでは常に国内トップクラスに位置付けられています。2025年QS世界大学ランキングでは37位にランクインし、Times世界大学ランキングでも58位と世界トップ100前後に名を連ねています 。グループオブエイトの一校として、伝統ある名門校に比肩する存在感を持ちながらも、比較的新しい大学らしく革新的で国際的なアプローチが特徴です。

グローバルな展開と強み分野: モナシュ大学はその名声にふさわしく世界各地に教育・研究拠点を持っています。オーストラリア国内のメルボルン都市圏に複数キャンパス(クレイトン、カウフィールドなど)を構えるほか、マレーシア(クアラルンプール)や中国(蘇州)、インドネシア、南アフリカ、イタリア(プラト)にもキャンパスやセンターを設置しており、学生は海外キャンパスでの留学や国際共同研究に参加する機会が豊富です 。これにより真のグローバル大学として各国の学生・教員と交流しながら学べる環境が整っています。また専門分野では、医学・薬学や化学工学などのSTEM分野、ビジネス・経済、アート&デザイン分野で特に強みを発揮しています。例えば薬学・製薬科学の分野では世界トップクラスで、モナシュ大学の薬学部はQS世界ランキングで常に上位に入る評価を得ています。医学部も臨床医学や公衆衛生研究で知られ、世界初の体外受精による妊娠成功など歴史的な業績も残しています。さらに工学部は材料工学や自動車工学で企業との共同研究が盛んで、ビジネススクールもMBAや会計学で国内最高水準です。幅広い学問領域で高い実績を持つことから、「ディプロマ オーストラリア」などを経て進学する留学生にも自分の興味分野に合致するプログラムが見つかるでしょう。

クイーンズランド大学 (The University of Queensland, UQ)

  • 創立: 1909年(クイーンズランド州最古の大学)
  • 学生数: 約52,000人(140か国から約20,000人の留学生を含む国際性豊かな大学)
  • QS世界大学ランキング2025: 世界40位 (Times世界大学ランキング2025では77位 )
  • 主な学部: ビジネス・経済・法律、工学・IT、理学、農学・環境学、医学・健康科学、社会科学・人文学、建築・地域計画、教育学など
  • 公式サイト: クイーンズランド大学公式ウェブサイト

クイーンズランド大学(UQ)は、オーストラリア北東部の都市ブリスベン近郊に本部を置く名門総合大学です。100年以上の歴史を持ち、クイーンズランド州では最も古い大学として地域の発展に貢献してきました 。グループオブエイトの一校であり、教育・研究両面でオーストラリアを代表する大学の一つです。QS世界大学ランキング2025では世界40位に位置し、過去にも英国タイムズ紙の教育特集で「南半球のハーバード」と評されたことがあるほど国際的な評価が高い大学です 。実際、クイーンズランド大学は世界の大学の中で10の分野でトップ30に入る卓越した実績を誇り 、幅広い学問領域でトップレベルの教育を提供しています。

教育・研究の特色: クイーンズランド大学は幅広い専攻分野を擁し、その多くが世界ランキング上位に食い込む優秀さを示しています。例えば、環境科学、鉱物・鉱山工学、看護学、スポーツ科学、教育学など多岐にわたる分野で世界トップ50内にランキングされています。また研究重視の伝統があり、ワクチン開発やバイオテクノロジー、エネルギー科学などで画期的な成果を上げてきました。著名な業績としては、子宮頸がんワクチンの開発研究や、ナノ粒子技術の革新的応用などが挙げられます。クイーンズランド大学は「世の中にインパクトを与える研究」にフォーカスしており、文化的・経済的・社会的課題に対して実用的な解決策を生み出すことを理念としています 。学生は最先端の研究施設で世界的な研究者とともに学ぶ機会があり、研究インターンやプロジェクト型授業を通じて問題解決能力を鍛えることができます。

実践的学習とキャリア支援: クイーンズランド大学は学生のキャリア形成を支援する取り組みでも知られています。ワーク・インテグレーテッド・ラーニング(WIL)と呼ばれる産学連携プログラムを導入し、多くの専攻で企業や団体との提携インターンシップや実習科目が組み込まれています 。学生は在学中に職場体験を積み、教室で習った知識を実社会で応用する機会を得ることで、卒業後の就職に有利なスキルと自信を身につけます。また起業家精神の育成にも力を入れており、無料の起業家プログラムやピッチコンテスト、スタートアップ支援ネットワークを通じてビジネスアイデアの実現を後押ししています 。さらに、UQの教員陣は産業界で長年活躍したプロフェッショナルが多く、例えばビジネス・経済学部の教授陣にはGoogleやバンクオブアメリカ出身者が名を連ねています 。このように、現場に精通した教師から直接指導を受けられるため、学生は最新の業界動向や実践知を学ぶことができます。キャリアセンターではジョブフェアの開催や履歴書作成指導、OB/OGネットワーク紹介なども行っており、大学留学 奨学金だけでなく卒業後のキャリアまで含めて学生を支援している点は、留学生にとって大きな安心材料です。

西オーストラリア大学 (The University of Western Australia, UWA)

  • 創立: 1911年(西オーストラリア州初の大学、授業料無償の“自由大学”として設立)
  • 学生数: 約19,000人(留学生比率26%、留学生約5,000人)
  • QS世界大学ランキング2025: 世界77位 (Times世界大学ランキング2025では149位 )
  • 主な学部: 理学、生物・海洋科学、工学、ビジネス、法学、医学・歯学、農学、心理学、教育学、人文社会科学など
  • 公式サイト: 西オーストラリア大学公式ウェブサイト

西オーストラリア大学(UWA)は、西オーストラリア州パースに本拠を置く伝統的な名門大学です。1911年に設立され、当初は入学金・授業料を無料とする「自由主義の大学」としてスタートした歴史を持ちます。州で最初の大学であり、地域社会の発展に大きく寄与してきました。UWAは規模としては学生数約2万人弱の中規模大学ですが、教育研究の質は極めて高く、グループオブエイトの一員として国内トップクラスに位置付けられています。2025年QS世界大学ランキングでは世界77位にランクインし、オーストラリア西部で唯一のトップ100大学となっています 。その評価は幅広い分野に及び、特に海洋学や鉱山学、心理学などいくつかの領域で世界的な強みを発揮しています。

教育と専門分野: 西オーストラリア大学は多彩な専攻プログラムを提供しつつ、少人数教育にこだわることで知られています。教員1人あたりの学生数が比較的少なく、教授と学生の距離が近いアットホームな学習環境です。専門分野では、資源工学や地質学、海洋生物学など地理的特性を活かした分野で特に評価が高いです。例えば鉱業・エネルギー関連の工学プログラムは、西オーストラリア州の豊富な資源産業との結びつきもあり実践的なカリキュラムを提供しています。また心理学部はQS世界大学ランキングの分野別でオーストラリア上位に入る水準を誇り、多くの優秀な研究成果を出しています 。ビジネススクールも地元企業とのネットワークが強く、MBAプログラムなどはアジア太平洋地域で高い評価を得ています。そのほか、海洋科学・環境科学の領域ではインド洋に面した地理を活かし、サンゴ礁研究や気候変動に関する国際的研究プロジェクトを主導しています。

国際性と支援: 西オーストラリア大学の留学生比率は約26%で、100か国以上からの留学生が在籍しています 。とりわけアジアやヨーロッパからの留学生が多く、キャンパスには様々な言語や文化背景を持つ学生が混在しています。大学のInternational Centreでは、留学生向けの住居紹介やビザ手続きサポート、学習アドバイス、メンタルサポートなど包括的なサービスを提供しています。英語に不安がある学生のためのアカデミック英語コースや、優秀な上級生が新入留学生をサポートするメンター制度も整っています。奨学金についても成績優秀な留学生には授業料減免奨学金が用意されており、毎年多くの留学生が恩恵を受けています。進学パスウェイとしては、UWAに入るためのファンデーションプログラムを提供する提携教育機関があり、高校卒業後に直接入学要件を満たさない場合でも、この基礎課程を経て大学進学が可能です。西オーストラリア大学は、手厚いサポートと抜群の環境で留学生を迎え入れており、落ち着いた環境で勉学に集中したい学生にとって理想的な留学先となっています。

アデレード大学 (The University of Adelaide)

  • 創立: 1874年(オーストラリアで3番目に古い大学)
  • 学生数: 約27,000人(うち留学生約30~45%と高割合、100か国以上から留学生受け入れ)
  • QS世界大学ランキング2025: 世界82位 (国内トップ8校の一角)
  • 主な学部: 農学・ワイン科学、工学、計算機科学、理学、健康・医療科学、歯学、心理学、ビジネス、法学、人文社会科学、音楽など
  • 公式サイト: アデレード大学公式ウェブサイト

アデレード大学は南オーストラリア州の州都アデレードに位置する伝統校で、1874年創立のオーストラリアで3番目に古い大学です 。長い歴史の中で革新的な取り組みを行ってきたことで知られ、オーストラリアの大学として初めて女性の入学を認めた大学でもあります(1881年) 。また音楽学部を国内で初めて設立するなど、教育の機会拡大に貢献してきました 。グループオブエイトの一校として研究・教育水準は非常に高く、2025年QS世界大学ランキングでは82位に入っています 。特に生物学・医学、ワイン科学、宇宙・防衛分野などで世界的な評価を受けており、**「オーストラリアを代表する名門大学」**の一つに数えられます。

教育・研究の実績: アデレード大学はこれまでに5名のノーベル賞受賞者(医学・物理学など)を輩出しており、その数は国内有数です 。例えば、1945年にノーベル医学賞を受賞したハワード・フローリー卿(ペニシリンの実用化に貢献)は本学の卒業生です。また2011年ノーベル物理学賞受賞のブライアン・シュミット氏(ANU学長)は本学で学士号を取得しています。このような優れた人材を生み出してきた背景には、アデレード大学の研究重視の伝統があります。たとえば、重力波の直接検出やヒッグス粒子の発見、高エネルギーニュートリノ天文学といった近年の主要科学プロジェクトにも大学として関与しており、これら3つ全てに貢献した世界で数少ない大学の一つです 。学部教育においても研究主導型の学習が奨励され、学部生の段階から最先端の研究に参加できる機会があります。専門分野では、特にワインの醸造学・栽培学は南オーストラリアの主要産業であるワイン造りと直結しており、同大学のワイン科学プログラムは世界屈指と評価されています。また宇宙工学や防衛技術の分野でも政府と協力した最先端の研究センターを有し、国策プロジェクトをリードしています。

留学生へのサポート: アデレード大学は留学生比率が30~45%程度と高く(年度によって変動)、キャンパスには100カ国以上からの留学生が在籍する国際的なコミュニティが形成されています 。そのため、留学生支援にも力を入れており、専門のInternational Student Supportチームが在留手続き、住居探し、生活相談から学習面のアドバイスまで総合的にサポートします 。具体的なサービスとして、学内でのライティングセンターではレポートや論文作成の指導を受けられ、キャリアサービスでは地元企業でのインターンシップ紹介や就職相談が提供されています 。またメンタルヘルスやカウンセリングの窓口も充実しており、慣れない海外生活で不安を感じた際にも専門家に相談できます 。奨学金制度も充実しており、成績優秀な留学生向けに授業料を一定割合免除する奨学金や、女性研究者育成のための特別奨学金などが用意されています。進学パスウェイとしては、University of Adelaide College(旧称ブラッドフォードカレッジ)によるファンデーションスタディやディプロマコースが提供されており、これらを経て学部2年次に編入するルートが存在します。総じてアデレード大学は、伝統と革新が息づく環境の中で留学生に手厚い支援を提供しており、安心して高等教育に取り組める大学です。

シドニー工科大学 (University of Technology Sydney, UTS)

  • 創立: 1988年(前身の工科専門学校群を統合して設立。創立から35年と若い大学)
  • 学生数: 約48,000人(留学生約13,000人、全体の約27%)
  • QS世界大学ランキング2025: 世界88位 (設立50年未満の若手大学中で国内1位)
  • 主な学部: 工学、情報技術、建築・デザイン、ビジネス、法学、コミュニケーション、教育、看護・健康、国際関係、理学 など
  • 公式サイト: シドニー工科大学(UTS)公式ウェブサイト

シドニー工科大学(UTS)は、1988年設立の新進気鋭の総合大学です。創立からの歴史は35年程度と浅いものの、その勢いは目覚ましく、2025年QS世界大学ランキングで88位に入り世界トップ100大学の仲間入りを果たしました 。これは同時に、50年未満の若い大学の中でオーストラリア国内1位・世界8位という快挙でもあり 、短期間で世界的評価を確立した大学として注目を集めています。シドニー工科大学は実学志向の教育と先端研究の両立を掲げており、とりわけ工学・IT分野やデザイン・建築分野で国内外から高い評価を受けています。シドニー市内という立地を活かし、多くの企業や産業界と連携した教育を行っている点も特徴です。

革新的なキャンパスと教育: UTSはシドニー中心業務地区(CBD)に隣接するウルトモ地区にメインキャンパスを構え、都会的でモダンな学習環境を提供しています。キャンパスの建物は近未来的なデザインで知られ、とりわけビジネススクール棟(Dr Chau Chak Wing Building)は世界的建築家フランク・ゲーリーの設計による独創的な外観で有名です。最先端テクノロジーを駆使したスマートキャンパスの実現にも力を入れており、図書館には自動化書庫や24時間利用可能な学習スペースが整備されています 。教育面では、業界と直結したカリキュラムを重視しており、プロジェクト型学習(PBL)や起業家育成プログラムなど、教室の外で実践できる学びが数多く用意されています。事実、UTSの卒業生は即戦力として企業からの評価が高く、QS卒業生就職ランキングでも上位に入っています。またデザイン&アート分野の評価が特に高く、QS世界ランキングでアート&デザイン専攻が世界トップ30に位置するなど 、クリエイティブ産業に強い人材を輩出しています。工学や情報技術では実務経験豊富な教員が多く、シドニーのスタートアップハブと連携したプログラムを通じて学生のイノベーション精神を育んでいます。

RMIT大学 (Royal Melbourne Institute of Technology University)

  • 創立: 1887年(前身のメルボルン労働者大学として創立。1992年大学認可)
  • 学生数: 約90,000人(世界的に展開する巨大大学。留学生数約34,000人・全体の39%を占める)
  • QS世界大学ランキング2025: 世界123位 (アート&デザイン分野で世界トップクラスの評価)
  • 主な学部: 建築・デザイン、ビジネス、エンジニアリング、コンピューター科学、映像・メディア、コミュニケーション、ファッション、社会科学、教育など
  • 公式サイト: RMIT大学公式ウェブサイト

RMIT大学はメルボルンに本部を置くグローバル大学で、職業教育から高度な研究まで幅広いプログラムを提供しています。もともと1887年に「メルボルン労働者向け工科大学」として創設され、働きながら学べる実学志向の教育を出発点としました。現在では大学資格を付与する包括的な大学となり、その規模は非常に大きく総学生数約9万人に達しています 。メルボルン市内中心部にメインキャンパスを構えるほか、ベトナム(ホーチミン市とハノイ市)に2つの分校キャンパス、ヨーロッパ(スペイン・バルセロナ)に研究センターを持つなど、世界に展開する国際大学としての側面も持っています 。QS世界大学ランキングでは近年120位前後に位置していますが、特筆すべきはアート&デザイン分野の世界的評価で、QS分野別ランキングにおいてRMITのアート&デザインプログラムは常に世界トップ20に入る評価を受けています。実際、デザイン・建築学部はオーストラリア国内トップレベルで、多くの著名クリエイターや建築家を輩出しています。

実践重視の教育と専門分野: RMIT大学の教育モットーは創立当初からの「技術とデザインの実学」にあり、講義だけでなく実習・制作・産業プロジェクトを重視したカリキュラムが特徴です。工学部では最新の設備を備えた工科実験室やメーカースペースを持ち、学生がプロトタイプ開発やロボット工学の実験に没頭できる環境があります。ビジネス学部は産学協働が盛んで、在学中に企業課題に取り組むIndustry Project科目などを通じてビジネススキルを磨けます。デザイン&クリエイティブ分野はRMIT最大の強みであり、建築・ファッション・映像・ゲームデザインなど多彩なコースが揃っています。キャンパス内には先端的なデザイン施設があり、例えばファッション専攻の学生はプロ仕様のアトリエでコレクション制作を行い、年次ファッションショーで作品を発表します。映像・アニメーション専攻ではモーションキャプチャ設備やVRスタジオを使って実践的に学び、卒業制作は映画祭で上映されることも珍しくありません。RMITは就職に強い大学としても知られ、QS卒業生就職ランキングでは世界上位に入っています。実社会との繋がりが深いため、学生は企業とのネットワーキングイベントやインターンの機会を豊富に得ることができ、卒業後のキャリアで有利に働くケースが多いです。

オーストラリア留学に向けて:奨学金・ディプロマ情報など

オーストラリアの大学は全部で約43校しかありませんが、それでいて世界ランキング上位校の数が非常に多いことから、同国の教育水準の高さがうかがえます 。ランキング上位校は入学難易度も高い傾向にありますが、大学の知名度や序列だけが全てではありません。留学先を選ぶ際は、各大学の特色や自分の学びたい分野での強み、キャンパスの環境なども総合的に考慮するとよいでしょう。

また、直接大学に入学する以外にもディプロマ課程などから学位取得を目指すパスウェイ(編入経路)を利用する方法もあります。これはオーストラリアの提携カレッジで1~2年のディプロマ(準学位)を取得し、その単位を認定して大学2年次・3年次に編入する制度で、大学進学の柔軟なルートとして活用されています。

企業奨学金サポート

INTO、OnCampus、StudyGroup、Navitasなどが運営する大学進学準備のファウンデーションコース、編入用のInternational Year One(編入パスウェイ)、大学院進学準備のプレマスターといったプログラムに出願する全ての学生に対し、当奨学金事務所の枠組みで奨学金給付が保証されています 。

資金面の不安を和らげてくれる奨学金を上手に活用し、ぜひあなたの「オーストラリア留学」の夢を実現してください!

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プログラム奨学金に加えて支給されるこのスポンサー企業奨学金制度では、所定の奨学金付き出願フォームから入学の出願を行うことで、英語力や成績に関係なく入学者全員が一定額の奨学金を受け取ることができます 。大学やコースが独自に提供する奨学金とは別枠で支給されるため、併用して学費負担を軽減できる点が魅力です。

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