【オーストラリア大学ランキング】ビジネス・経営学
オーストラリアのビジネススクールは国際的にも評価が高く、MBAや経営学分野で著名な大学が揃っています。
最新のQS科目別ランキング(2023年)によると、シドニー大学やメルボルン大学、UNSWシドニーなど複数の大学がビジネス・経営学で世界トップ100に入っています 。
例えば、メルボルン大学はQSビジネス・経営学で世界37位 、THEのビジネス・経済分野でも世界35位と国内トップクラスです 。以下にオーストラリアの主要ビジネス専攻大学のランキングを示し、それぞれの特色や国際的評価、留学生受け入れ状況、主要プログラムについて解説します。

オーストラリアのビジネス分野トップ大学
| 大学名 | QS科目別ランキング* (Business & Management 2023) | THE科目別ランキング (Business 2024) | 留学生比率(%) | 備考・特徴 |
|---|---|---|---|---|
| メルボルン大学 | 37位 | 35位 | 約27% | QS国内1位。豪最古級の商学部、MBAも有名。 |
| ニューサウスウェールズ大学 (UNSW) | 42位 | 72位 | 約25% | QS国内2位。AGSMビジネススクールでMBA提供。 |
| モナシュ大学 | 54位 | 39位 | 約34% | 国際的なTriple Crown認証取得 。 |
| シドニー大学 | 61位 | 88位 | 約23% | Triple Crown認証+ CEMS加盟 。 |
| クイーンズランド大学 (UQ) | 85位 | 51位 | 約24% | 学生数12,000超の大規模ビジネススクール 。 |
| (参考) オーストラリア国立大学 (ANU) | – (上位圏内) | 55位 | 約26% | 政策・国際関係に強く、一部ビジネス領域で高評価。 |
主要大学の特色と国際評価
メルボルン大学
ビジネス・経営学分野で国内トップを誇り、QS科目別37位 ・THE科目別35位 と世界的にも上位に位置します。ビジネス教育の歴史が長く、メルボルン・ビジネススクール(大学院MBA課程)は世界的に著名です。
8,000人超の教職員と65,000人の学生を擁する総合大学の強みを背景に、理論と実践を融合したカリキュラムを提供しています 。学部課程では商学士 (Bachelor of Commerce) を中心に経営学教育を展開し、6つの専攻(会計、金融、マーケティングなど)から選択可能です 。
卒業生の約80%が卒業後4か月以内にフルタイム就職するなど実績も優秀です 。留学生比率は約27%と高く 、多様な学生コミュニティによるグローバルな学習環境が整っています。
ニューサウスウェールズ大学(UNSW)
QS科目別で国内2位・世界42位 にランクされ、国際的にも評価が高いビジネス教育を行っています。UNSWビジネススクールでは商学士 (Bachelor of Commerce) を提供し、会計・ファイナンス・経済・情報システム・ビジネス分析・国際ビジネスなど多数の専攻を選択できます。
3年間の学位プログラムにキャリア開発や実務経験が組み込まれており、卒業時にはデジタル卒業生ポートフォリオを作成して就職活動に活用できるなど、実践的スキル育成に力を入れています 。QSによるビジネス分野の評判に加え、大学全体でも世界トップ50入りする名門校であり、64,000人超の学生の約25%が留学生という国際的なキャンパスです 。
また、経営大学院であるAGSM (Australian Graduate School of Management) はMBAプログラムで知られ、世界ランキングでも高い評価を受けています。UNSWは多様な奨学金制度や社会的ハードルを乗り越える学生支援も充実させており 、意欲ある留学生にとって魅力的な環境となっています。
モナシュ大学
QS科目別54位 、THE科目別39位 と、ビジネス分野で国内トップクラスです。モナシュ・ビジネススクールはAACSB・EQUIS・AMBAの三大認証すべてを取得した**「トリプルクラウン」保持校であり 、国際水準の教育品質を示しています。
学部課程では商学士や経営学士**、国際ビジネス学士など複数のプログラムを提供し、理論基盤と実践スキルの両面を重視したカリキュラムが特徴です。例えば、データ分析やデジタルコミュニケーションなど現代的な科目も取り入れ、産業界のニーズに即した教育を行っています 。学生は在学中に産業インターンや企業プロジェクトに参加する機会が多く、実社会で通用する経験を積むことができます。
世界150か国以上に広がる15万人以上の卒業生ネットワークを持ち 、国際的な人脈構築にも有利です。留学生比率は約34% と非常に高く、多文化環境でのビジネス学習が可能です。
シドニー大学
QS科目別61位 、THE科目別88位 にランクされます。シドニー大学ビジネススクールはAACSB・EQUIS・AMBAのトリプルクラウン認証と、国際経営大学連盟CEMSへの加盟という両方を達成したオーストラリア唯一のビジネススクールで 、世界でもトップ1%に属します。
学部課程では商学士 (BCom)を提供し、キャンパスはシドニー中心部キャンパーダウンに位置します 。学生数は全大学で63,000人以上(留学生多数) と規模が大きく、多様性に富んだ学習環境です。カリキュラムは理論と実践のバランスが取れており、起業から企業経営まで幅広く網羅する科目編成です 。例えば経営学や会計学の基礎理論に加え、チームプロジェクトやケーススタディを通じた問題解決スキルも磨かれます。
また、大学全体として卒業生就職ランキング世界4位(QS卒業生就職能力ランキング2020) に輝いた実績があり、強力な産業ネットワークと就職支援によって卒業後のキャリアにも優位性があります。さらに、シドニー大学はアジア太平洋地域に強い繋がりを持ち、交換留学制度や海外企業との研究プロジェクトなど国際的な機会も豊富です。
クイーンズランド大学(UQ)
QS科目別85位 、THE科目別51位 に位置します。ブリスベンにあるUQビジネススクールには12,000人以上の学生が在籍し、同校は美しいセントルシアキャンパスに拠点を置きます 。オーストラリアの名門グループ・オブ・エイトに属し、その学位の信頼性は高いとされています。
提供プログラムは非常に多彩で、高度経営学(優等)学士、高度ファイナンス・経済学(優等)学士、経営学学士、商学学士など専門性の高い4つのビジネス学位があります 。特に商学士では、3年間の課程で会計、ビジネスアナリティクス、情報システム、ファイナンスの4分野に特化した高度な教育が行われ、これらは高度に雇用需要のある専攻となっています 。
UQビジネススクールは産学連携にも積極的で、学生は在学中に実社会と関わる機会(企業提携プロジェクトや起業プログラムなど)を豊富に経験できます。留学生比率は約24%と高めで 、特にアジアからの学生が多く国際ビジネスの視点を学ぶには理想的な環境です。
国際的な評価と留学生受け入れ
上記の主要ビジネススクールはいずれも世界的認証やランキング上位によって国際的評価が裏付けられています。モナシュ大学やシドニー大学のようにTriple Crown(三冠)認証を持つビジネススクールは世界でも1%未満であり 、それに該当するオーストラリアの学校は非常に限られています。こうした認証や加盟(例: CEMS)はカリキュラムの国際水準や企業との連携を保証するもので、留学生や海外からの評価にも好影響を与えています。
また、学生の国際性という面では、トップ校の多くが全学生の25~30%以上を留学生が占めています。例えばシドニー大学は学部留学生比率28% 、メルボルン大学も全体で約45%が留学生との報告もあります 。ビジネススクール側でも交換留学プログラムや海外インターンシップを用意しており、学内外で国際ビジネス環境に触れられる機会が豊富です。
主要プログラムと特色
オーストラリアのビジネス専攻では、多くの大学がBachelor of Commerce (商学士) やBachelor of Business/Management (経営学士) といった学部プログラムを提供しています。メルボルン大学やシドニー大学では伝統的に商学士プログラムが充実しており、会計・経済・マーケティングなど幅広い専攻を組み合わせて学べます 。
UNSWやUQでは経営学・商学のアドバンストプログラム(優等学位)もあり、成績優秀者向けに研究プロジェクトや高度科目を含むコースを用意しています 。
モナシュ大学はビジネスの国際性に焦点を当てた国際ビジネス学位も提供し、海外キャンパスでの履修機会も組み込まれています。MBAなど大学院レベルでは、メルボルン大学のMBA(メルボルン・ビジネススクール)やUNSWのAGSM MBAが世界ランキングで高評価を得ており、経営幹部育成に強みを発揮しています。
さらに各大学のビジネススクールは、その土地の強みを活かした専門プログラムも有します(例: 西オーストラリア大学の資源ビジネス、アデレード大学のワイン産業マネジメントなど)。
このように、主要大学のビジネス専攻プログラムは国際認証と多彩な専攻、実務経験機会によって特徴づけられ、留学生にとってもキャリア形成に直結する魅力的なものとなっています。
