オランダ大学・大学院留学で使える奨学金

以下は、オランダの大学・大学院留学で日本人を含む非欧州経済領域(EEA)出身者が利用可能な、返済不要の奨学金をカテゴリー別にまとめたものです。各奨学金とも、対象専攻は特定されず幅広く、学士・修士双方の取得を視野に入れた支援制度となっています。
なお、支給額や申請条件、締切日程は年度や大学ごとに変動するため、必ず各公式サイトで最新情報をご確認ください。

1. 政府・Nuffic主導の奨学金
Holland Scholarship
• 概要: オランダ政府とNufficが連携して実施する奨学金で、非EEA出身の学生が対象。
• 対象: 学士・修士課程ともに応募可能。応募者は必ずオランダの提携高等教育機関から入学許可(条件付可)を得る必要があります。
• 支給内容:
• 学士課程:一度だけの支給で約€5,000(入学初年度の分割給付)
• 修士課程:約€10,000(入学初年度)
• 応募要件:
• 非EEA出身であること
• 提携機関からの入学許可を得ていること
• 学業成績や将来の貢献可能性が評価対象となる
• 申請方法・締切:
• 各大学・教育機関を通じた出願となるため、所属候補校の募集要項を確認
• 締切は大学ごとに設定(例:秋学期出願の場合は前年春~夏頃に募集開始)
2. 欧州連合(EU)主導の奨学金プログラム
Erasmus Mundus Joint Master Degrees (EMJMD)
• 概要: 複数の欧州国の大学が連携して実施する国際共同修士プログラム。
• 対象: 優秀な学生が各国の大学(オランダを含む)で連携プログラムに応募。
• 支給内容:
• 授業料、渡航費、生活費、保険などの包括的な支援
• 応募要件:
• 修士課程レベルの学歴および優れた学業実績
• 英語(またはプログラムの主要言語)の能力証明
• 申請方法・締切:
• 各EMJMDプログラムごとに専用の応募プロセスがあり、締切は通常10月頃
• プログラム内容や募集条件は各連携大学の案内を参照
3. 日本政府・国内機関・民間財団の奨学金
日本学生支援機構(JASSO)海外留学支援制度
• 概要: 日本政府(文部科学省)拠出の資金を利用した、学士・修士・博士課程向けの給付型奨学金。
• 対象: 日本国籍の学生で、オランダの大学から入学許可を得た者。
• 支給内容:
• 留学先地域に応じた月額給付(生活費補助)および渡航費支援金
• 支給期間はプログラムの期間に応じ最長4年間(学士の場合)や最長2~3年(大学院の場合)
• 応募要件:
• 日本の高等学校または大学を卒業し、オランダの高等教育機関に正式合格していること
• 成績や語学力等、所定の基準を満たすこと
• 申請方法・締切:
• JASSOのオンラインシステムおよび書類審査、面接による選考
• 締切は年度やプログラムにより異なるため、JASSO公式サイトで確認
日本の民間財団による海外留学奨学金
• 概要: 平和中島財団、本庄国際奨学財団、村田奨学会などが、海外留学を目指す学生向けに給付型奨学金を提供。
• 対象: 学士・修士・博士といった各学位取得を目指す日本人学生。専攻分野は問わず、オランダ留学も対象となる場合が多い。
• 支給内容:
• 月額給付金、渡航費補助、場合により一時金など(財団により支給額は異なる)
• 応募要件:
• 優れた学業成績、語学力、留学計画や将来のビジョンを重視
• 各団体の募集要項に従い、推薦状や研究計画書等の提出が必要
• 申請方法・締切:
• 各財団の公式サイトに掲載される募集要項に沿って申請
• 締切は団体ごとに設定されるため、最新情報のチェックが必須
参考リンク
1. Holland Scholarship(Nuffic・Study in Holland)
2. Erasmus Mundus Joint Master Degrees
3. 日本学生支援機構(JASSO)
4. 各日本民間財団の公式サイト(例:平和中島財団、本庄国際奨学財団、村田奨学会など)
※各団体名で検索の上、公式サイトをご確認ください
最後に
応募を検討する際は公式サイトの最新情報を必ず確認し、出願締切や必要書類に余裕をもって準備してください 。資金計画に合った奨学金を活用して、ぜひ英国留学の夢を実現してください。
